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下平正文医学博士
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びわ葉温圧灸
Q&A(枇杷)
Q&A(ビワ温灸)

下平博士の著書



びわ葉温灸のすべて

 

出典:ビワ葉温灸のすべて/医学博士 下平正文 

Q&A(ビワ温灸)

061230〜070201 アレンジ 北村

Q1 新枇杷葉温灸法

A1 
1) 枇杷葉抽出エキスとモグサ(ヨモギ)を混合し・・・(2つの東洋医学療法の枠)

2) 遠赤外線ヒーターで蒸散させ・・・(1つの西洋科学:ハイテク技術)
皮膚を通じて温灸効果を発揮させる,新しい温灸法である(P2)

Q2 枇杷葉療法

A2
 枇杷葉療法は,お釈迦様を元祖とする3千年の仏教医学の歴史を持つ。

 温灸法は,4千年の黄河文明によって開発され,その後,モグサ温灸法として発展し,特に宗の時代に開花した鍼灸医学の伝統を誇りとする。それゆえ,ビワ葉温灸法は,中国とインドをルーツとして悠久なときの流れの中に培われてきた,東洋医学の枠となっている。これに遠赤外線療法という近代科学のパワーが合流することによって,論語に見られる“温故知新”のことわざは,真に現実性を帯びることになった(P6)

Q3 ビワ葉療法が日本に伝わったのは?

A3
 日本へは,奈良時代に朝鮮経由で伝わり,光明皇后が,施薬院で最初のビワ葉療法を始めた(P8)

Q4 ビワ葉療法の漢方的な効用を明らかにしたのは?

A4
 中国が世界に誇る明代の薬学書“本草綱目”を著した李時珍である。

 ビワ葉の効用:嘔吐止め・肺の諸疾患・健胃・解熱・暑気払い・脚気・産後の養生など。
 モグサの原料ヨモギの効用:ぜんそく・鼻血止めなど呼吸器系・腹痛・腰痛

・脳血管障害に伴う手足のしびれ・子宮出血・帯下など各種婦人病・更に抗菌・防虫に至るさまざまな適応法が記載されている(P8)

備考 
“本草鋼目”は,4百年前に世界に公表されている(日・英・仏・独の訳書)。

Q5 遠赤外線

A5
 1800年にウォラストンとハーシェル(英)が赤外線スペクトルを発見し, それはさらに現代の最先端技術セラミックスによる遠赤外線発生産業へと発展した。

・遠赤外線の温熱効果:深達性,特有な細胞共鳴効果。

 ビワ葉・モグサ温灸法で熱源を遠赤外線に求める手法の考案によって,飛躍的なすばらしい効果が得られるようになった(P9)

Q6-1 アミグダリン(ビタミンB17ともいう。以下,B17という。)

A6-1
 B17は,ベンズアルデヒドという母体に,シアン化水素(青酸化合物)とブドウ糖に分子が結合して作られた苦味のある配糖体物質である(P12)

 B17は,ビワの種子中にも多く含まれており,ビワの種をかじると苦味のあるのは,B17のためである。

Q6-2 B17を分解するのは?

A6-2
 B17を分解する酵素は,エムルジン(別名βグルコシターゼ)と呼ばれ,他の酵素と協力してB17を3成分(ベンズアルデヒド+青酸+ブドう糖2分子)に分解していく(P12)

Q6-3 B17の抗ガン作用?

A6-3
 ビワ葉のB17ががん細胞に達し,そこで,正常細胞より数百倍の高濃度のエムルジンによって分解され,生成された青酸とベンズアルデヒドの相乗効果によってがん細胞を殺すからだと説明されている(P13)

Q6-4 ベンズアルデヒドが人体に入ると?

A6-4
 ベンズアルデヒドが人体に入ると酸化され安息香酸に変化する。

Q6-5 安息香酸の効能?

A6-5
1) 解熱・消炎・去たん・抗菌・角質調整。

2) 食品の防腐剤として,0.05〜0.1%の濃度で添加される(P14)

Q7 ビワ葉成分のウルソール酸とオレアノール酸の効能?

A7
抗がん作用。

1) 発ガンの仕掛け人:細胞に最初に発ガンを仕掛ける凶悪張本人の発癌物質。

2) 促進屋:仕掛けられた初がん細胞から完成されたがん細胞を作ってゆく,悪の助っ人的な発癌物質。
 発ガン抑制効果があれば,発生するガンの数は減少するはずである
(P18)


Q8 ビワ葉タンニンの効能?

A8
1) タンニンは,茶の葉をはじめ,植物の葉に広く分布する。

2) 茶のタンニンの一種,カテキンは,優れた抗酸化力を示す。

3) タンニンは,古くから収れん剤・火傷・皮膚炎によいとして広く利用されている。

4) ビワ葉が外用的に火傷を癒し,湿疹・あせも・じん麻疹・ニキビ・吹き出物・かぶれなどの炎症性皮膚障害の改善に優れ,また,凍傷・床ずれの手当てとして利用されている(P24)

5) タンニンは,カドミウム・鉛・水銀などの重金属と結合し,それを包み込んで沈殿させることで解毒作用を表す(P24)